20202020年の8月に、美ヶ原高原の有名なモニュメント「美しの塔」で撮影してきました。
美ヶ原高原は日本百名山の一つです。そのなかでは最も難易度の低い山。ハイキング気分で高原散策をすることができます。それもあって夏には多くの人が観光にやってきます。
今回は美ヶ原高原のハイキングのついで(?)に星空撮影に行ってきました。なお、美しの塔の付近までは車でアクセスできますよ。
美しの塔での星景写真の作例
美しの塔と木星・土星
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 8000D |
レンズ | Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX |
焦点距離 | 11mm *14mm相当にトリミング |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 25.0秒 |
感度 | ISO 800 |
フィルター | Kenko MC プロソフトン(B)N |
現像 | Lightroom Classic CC |
撮影日時 | 2020/08/17 23:46 |
あいにくの曇天で、23時半頃まではまったく星が見えませんでした。諦めずに眺めていたら、日付が変わる頃になってようやく晴れ間が出てくれました。
美しの塔の左上の明るい星が木星です。そのさらに左上が土星。2020年の夏はこの2惑星が夜空を彩っていました。木星と塔の間には、いて座が見えますね。本当は天の川まで写したかった構図です。
2021年にまた挑戦したいですね。
美しの塔と火星
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 8000D |
レンズ | Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX |
焦点距離 | 15mm |
絞り | f/3.2 |
シャッタースピード | 10.0秒 |
感度 | ISO 6400 |
フィルター | Kenko MC プロソフトン(B)N |
現像 | Lightroom Classic CC |
撮影日時 | 2020/08/18 00:25 |
0時をすぎると南の空が再び曇ってしまったのですが、今度は東の空の火星が雲間から顔を出しました。2020年の秋には最接近を控えて光度が上がった火星をソフトフィルターで大きく赤く写しました。
望遠鏡で惑星観測!
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 8000D |
レンズ | Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX |
焦点距離 | 11mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 20.0秒 |
感度 | ISO 800 |
フィルター | Kenko MC プロソフトン(B)N |
現像 | Lightroom Classic CC |
撮影日時 | 2020/08/18 00:05 |
この日宿泊した「美ヶ原高原ホテル山本小屋」さんのご厚意で望遠鏡をお借りすることができました。経緯台式の古い望遠鏡でしたが、覗いてみるとびっくり! 初めて土星の環を観測することもできました。望遠鏡もほしくなりますね。
この写真で向けているのは火星です。曇りがちだったものの、すてきな夜で忘れられない思い出になりました。
美しの塔の撮影地情報
- アクセスのしやすさ:車◎、公共交通機関✕
→公共交通機関はありません。車は塔の近くまでは入れず、約1kmを歩くことになります。 - 最寄りIC:中央自動車道諏訪ICから1時間
- 最寄り駅:なし
- 方角:北~東~南が撮りやすい
- 空の暗さ:◯(暗い)
- 地上の明るさ:◎(非常に暗い)
- トイレ:△
→300メートルほど南西の「塩くれ場」にトイレあり。
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