関東で星景写真が撮れない日が続いているので、この記事では過去の遠征時の撮影を紹介します。
遠征での撮影
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紹介するのは北海道斜里町と羅臼町の境界にある知床峠。光害がまったくない最高の撮影環境でした。緯度も標高も高いので、夏場でも防寒具が必要です。
知床峠での星景写真の作例
羅臼岳の山頂と北の空
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 8000D |
レンズ | Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX |
焦点距離 | 11mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 961.0秒 |
感度 | ISO 100 |
フィルター | Kenko MC プロソフトン[B]N |
現像 | Lightroom CC |
撮影日時 | 2018/9/19 01:44 |
右下にちょこっと写っているのが知床半島最高峰の羅臼岳です。当時は星空写真を撮り始めたころで、この1枚を撮って「北極星って本当に動かないんだなぁ……」と実感しました。
もっと長くシャッターを開けていれば微妙に動くはずなんですけどね。画面上部は天の川の一部です。これを入れたいがゆえに、羅臼岳がちょびっとしか写らないという感じでした。構図は初心者感が出ています。
西の空に立ち上る天の川
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 8000D |
レンズ | Tokina AT-X 11-20mm F2.8 PRO DX |
焦点距離 | 11mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 30.0秒 |
感度 | ISO 1600 |
フィルター | なし |
現像 | Lightroom CC |
撮影日時 | 2018/9/17 22:35 |
こちらはその前日に撮影した西の空です。上弦の月が沈んだ直後で、山の稜線がくっきりと出ているのはそれが理由です。山があるということもありますが、北海道から見ると天の川の明るい部分が少し少なくて、見え方も少し異なりますね。
左下の明るい星は火星です。
知床峠の撮影地情報
- アクセスのしやすさ:車◎、公共交通機関✕
→広い駐車場があり、そこで撮影できます。時々車が通るので、長時間露光する場合は注意が必要です。冬季は通行止め。公共交通機関では到達できません。 - 最寄りIC:北見道路北見東ICから140分
→女満別空港からは約120分です。 - 方角:基本的には全方位撮れる
→国道を時折自動車が通るほかは障害物はありません。 - 空の暗さ:◎(非常に暗い)
- 地上の明るさ:◎(非常に暗い)
- トイレ:◯
→駐車場にトイレがあります。
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