8月・9月と新月期の週末に晴れないうちに10月になってしまいました。夏の夜空はすぐに西に沈み、夜半には冬の豪華な星座が見られるようになりました。
好きな人には常識ですが、秋は「冬の星座」を撮りたい星景写真家には良い時期なんですよね。東の低空に現れるので景色とからめやすいですし、気候も寒くない。そして比較的晴れる日も多いです。
この日は初めて星空を撮りたいという人がいたので、ならば冬の星座を見ようと夜遊びに誘って生きました。
東の低空に昇る冬の星座たち
鳥居の上に広がる雄大な星座
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 6D |
レンズ | SIGMA 14mm F/1.8 DG HSM|Art |
焦点距離 | 14mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 156.0秒(13.0秒×12枚) |
感度 | ISO 6400 |
フィルター | LEEソフトNo.4 |
現像 | Lightroom Classic CC、Sequator |
撮影日時 | 2022/10/02 00:59 |
鳥居のすぐ右上におおいぬ座のシリウス、左にこいぬ座のプロキオン。これとオリオン座の赤い星ベテルギウスで冬の大三角です。真ん中には赤い星が3つあり、1つはベテルギウス、最も明るいのが火星、その右上にあるのがおうし座のアルデバランです。
オリオン座から左に行って明るい星がありますが、これがふたご座のカストルとポルックス。色の違いもよくわかります。
見切れてしまったのですが、ぎょしゃ座のカペラが入れれば冬のダイヤモンドも構図に入れられました。同様にプレアデス星団(すばる)も入れてもよかったですね。
冬の星座は豪華で、これら主役級のメンバーが外れても十分に見応えがあり、すっかり撮影しそびれていました。縦構図にしてもよかったですね。
その後はSIGMA 150-600mmの望遠レンズでアンドロメダ銀河やオリオン大星雲を(なかば遊びながら)撮影しようとしたのですが、この日は全然追尾がうまくできず諦めました。うまく撮れた日もあるんですけどね。
SIGMA 150-600mmの超望遠レンズでオリオン大星雲の撮影に挑戦!(千葉県勝浦市)
2021年のレナード彗星(C/2021 A1)の最接近に合わせて買った超望遠レンズ「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports」ですが、彗星の撮影だけのためで終わってしまったらもったいないことです。これは...
鳥居+日の出も撮影
波しぶきのなかにそびえる鳥居
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 5D MarkIV |
レンズ | SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports |
焦点距離 | 180mm |
絞り | f/5.0 |
シャッタースピード | 1/640秒(10.0秒×5枚) |
感度 | ISO 400 |
フィルター | なし |
現像 | Lightroom Classic CC |
撮影日時 | 2022/10/02 05:35 |
同行者が日の出も見たい! というのでこの時間まで滞在しました。日の出を見にデートや釣り人などの多くの人が来ており、スマホがたくさん構えられるなか、1人だけ威圧的なサイズの超望遠レンズを構えていました。
神磯の鳥居の撮影地情報
- アクセスのしやすさ:車◎、公共交通機関◎
→「大洗公園展望台」の下に30台分ほどの駐車場があります。カーナビはこの展望台を入れておきましょう。展望台から鳥居までは徒歩約5分です。 - 最寄りIC:東水戸道路水戸大洗ICから約10分
- 最寄り駅:大洗鹿島線大洗駅からバス10分・徒歩1分
→水戸駅・那珂湊駅からもバスが出ています。 - 方角:東
- 空の暗さ:◯(暗い)
- 地上の明るさ:△(やや明るい)
- トイレ:✕
→付近にはトイレがありません。大洗磯前神社の参拝者用のトイレが使えるとの情報があるほか、近隣にはコンビニがあるため、コンビニを利用する方法もあります。
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