千葉県の外房エリアは東の空が暗く、低空の春の天の川を撮影するにはもってこいの場所です。その一つがこの「鵜原理想郷」。独特の雰囲気の岩場と真っ暗な空で、星空撮影には絶好のロケーションです。
東京からもアクアラインを通れば近いので、晴れた日にはぜひ行ってみてください。
鵜原理想郷での星景写真の作例
岩場で横倒しの天の川を撮る
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 5D MarkIV |
レンズ | TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 |
焦点距離 | 15mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 120.0秒(20秒×6枚) |
感度 | ISO 6400 |
フィルター | LEE ソフト No.2 |
現像 | Lightroom CC,Sequator(地上固定) |
撮影日時 | 2021/03/17 02:55 |
今回は鵜原理想郷のなかでも、手弱女平という高い岩場に行きました。風か強いので荷物を飛ばされないように、そして身体のバランスを崩さないようにお気をつけください。
写真の通り、かなりの広さがあります。なお、安全のためか一帯は緑色の光で照らされており、写真では多少の補正を入れています。この光がなければよいのですが、岩場と崖ばかりですので安全のためには仕方ないように思います。
手弱女平の鐘と低空の天の川
◆撮影条件
カメラ | Canon EOS 6D(天体改造) |
レンズ | SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC |
焦点距離 | 14mm |
絞り | f/2.8 |
シャッタースピード | 120.0秒(20秒×6枚) |
感度 | ISO 6400 |
フィルター | なし |
現像 | Lightroom CC,Sequator(地上固定) |
撮影日時 | 2021/03/17 02:36 |
本当に暗い場所なのでISO感度を高めに設定し、無料コンポジットソフト「Sequator」で地上固定合成する方法をとりました。
サムヤンのレンズは四隅の星がだいぶ流れてしまいますね。最初にあげたタムロンのレンズとはその点が大きく異なります。価格相応とも考えられるかもしれませんが……。
鵜原理想郷の撮影地情報
行き方が少しややこしいので別記事にまとめました。こちらも参考にしてください。
鵜原理想郷への車での行き方【駐車場・カーナビ設定】
千葉県勝浦市にある「鵜原理想郷」への車での行き方です。 鵜原理想郷はGoogleマップにて以下の場所にあります。 JR鵜原駅から徒歩でもアクセスは可能ですが,車のほうが近くまで入れるので便利です。夜中で重い機材があるとき...
- アクセスのしやすさ:車◯、公共交通機関◯
→車で行くと数百メートル、列車で行くと1キロメートルほど高低差のある道を歩きます。駐車場は「鵜原理想郷駐車場」があります。 - 最寄りIC・駅:ICから約15分,JR外房線鵜原駅から徒歩約20分
- 方角:南東~南~南西
- 空の暗さ:△(やや明るい)
- 地上の明るさ:◯(暗い)
→芝桜の丘には街灯がありません。足元に気をつけましょう。 - トイレ:△
→やや遠い位置にあります。
コメント