【遠征編】鳥取砂丘で北東の星空を撮影!(鳥取県鳥取市)【タイムラプス動画あり】

2022年8月に鳥取県を旅行しました。3夜滞在したのですが、残念ながら毎日悪天候で納得できる撮影はできなかったのですが、記念撮影程度の写真とタイムラプスを撮影できたので記事にまとめておきます。

もともと月が出てしまうような時期だったのであまり期待はしていなかった、というと負け惜しみのような感じでしょうか。といっても月が砂丘を照らしてくれたので、晴れていればなかなかの画になったはずです。

鳥取砂丘での星景写真の作例

月が砂丘を照らした1枚

◆撮影条件

カメラCanon EOS 6D
レンズTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
焦点距離15mm
絞りf/2.8
シャッタースピード10.0秒
感度ISO 400
フィルターなし
現像Lightroom Classic CC
撮影日時2022/08/08 23:50

固定1枚撮りです。反省点ですが、月が出ていたとはいえISO感度を下げすぎた印象です。露出アンダー気味でした。ISO3200くらいで撮れば現像で無理をしなくてよかったかもしれません。

場所は鳥取砂丘の「馬の背」で、後述しますが「山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター」からすぐの場所です。天候が悪かったので馬の背に寄るような気力はありませんでした。でも、海が映ってよかったのではないかと思っています。

広大な砂丘の様子を映したかったので広角端15mmで撮影しました。

右上の明るい星が北極星(ポラリス)で、中央部分に向かってこぐま座が伸びていくのが確認できます。フィルターを使って撮るか迷ったのですが、今回はフィルターなしでの作例です。ソフトフィルターを入れればもっとわかりやすくなりますね。

連続撮影した写真を比較明合成

◆撮影条件

カメラCanon EOS 6D
レンズTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
焦点距離15mm
絞りf/2.8
シャッタースピード1470.0秒(10.0秒✕147枚)
感度ISO 400
フィルターなし
現像Lightroom Classic CC、Photoshop CC
撮影日時2022/08/08 23:23~08/09 00:01

およそ40分間の比較明合成によるスタートレイル(光跡)の写真です。こう見ると大量の雲がわいていたことがよくわかります。逆に言うと、これくらい雲がわいていてもスタートレイルにすればなんとか体を保てる感じはありますね。

次に作例を示したタイムラプスを撮影するために「10秒撮影+5秒インターバル」で撮ったのですが、比較明合成するならインターバルをなくして「10秒撮影の連写」とすればよかったです。

インターバルを設けることで写真の確認ができるメリットがありますが、雲がとぎれとぎれになってしまいます。こういう日は連写設定でとにかく撮りつづけるべきでしたね。

市街地から近く、かつ月が出ているのにこれほど見えるのはとても印象的でした。この薄曇りのコンディションでも、こと座の4等星がなんとか眼視できる程度には見えていました。

鳥取砂丘での短時間星空タイムラプス

ごく短時間ですけれど、雲が多くて嫌になる様子は伝わるかと思います。40分ほど撮影したあと、観光客と思しき集団が画角に入ってきてしまい周囲を照らし始めたこともあり、短い作品となりました。

今後はタイムラプスも積極的に撮っていきたいと思います。

鳥取砂丘の撮影地情報

空港が近いですが、夜間は飛行しないので光跡は気になりません。鳥取県が「星取県」アピールをしていることもあって観光客が来ることもしばしばです。人を入れないように長時間露光したりタイムラプス撮影したりするのは難しいかと思います。

  • アクセスのしやすさ:車◎、公共交通機関◎
    →ビジターセンターの駐車場は日中は500円の有料ですが、夜間は無料で開放されているようです。バスも目の前に停まります。
  • 最寄りIC:鳥取自動車道鳥取ICから約15分
  • 最寄り駅:JR鳥取駅からバスで約20分、徒歩で約5分
    →観光地であるためバスの本数が多く利用しやすいです。タクシーでも気軽にアクセスできる距離でしょう。
  • 方角:北東~北西を撮りやすい
    →向きによっては道路の明かりが入ります。また、市街地がある南向きは多少の光害がありそうです。
  • 空の暗さ:◯(暗い)
  • 地上の明るさ:◯(暗い)
  • トイレ:◯
    →駐車場の付近にあります。

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